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2009年02月25日
思いのまま
前回の記事では白い梅ばかりになりましたので、今回は紅の梅を紹介します。
梅林を散策していましたら、このような札をつけた梅木を見つけました。
この梅の名前のように思いのままの人生ってあこがれちゃいますよね。
でもこの梅、何が思いのままなのでしょう?
この梅の木、白い花もあれば薄紅色の花もあります。
それも同じ枝ですら違った色の花を咲かせています。
咲いた花の色がまちまちで、梅の思いのままに咲いている事かもしれません。
それとも品種改良を施した人が、思い描いた通りの花だったからかもしれません。
花の名前って面白いですよね。
これはしっかり桃色の梅の花です。
花桃みたいな花びらの形ですがれっきとした梅の花です。
この梅は光源氏という名前の梅です。
この写真は花開着はじめた梅の花です。
蕾のうちは薄紅色ですが、開花すると白くて大輪の花になります。
この花の存在感は、源氏の君もさもあらんといった風情です。
源氏の君が幼い頃、美しい義理の母上に一番最初に咲いた梅の人枝を、
差し上げようと貝かを待ちわび、明け方まで梅の木に寄り添っていたと言います。
源氏の君に寄り添われた梅の蕾が、恥じらい薄紅色に染まったのかも。。。
などと妄想をたくましくしてしまうのでした。
花も盛りを過ぎれば散るのは世の
溝に溜まった花弁も憐れをさそう風情があります。
また来春の梅花を待ちわびるのでした。
2009.02.14 向山緑地梅林園
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